2024年10月15日に開催された17th International Conference on Challenges in Environmental Science & Engineering (CESE-2024)において、連合農学研究科地域環境創生学専攻地域環境工学連合講座2年のSiti Asah Md Aliさん(指導教員:渡部徹 教授)がBest Student Oral Presentationsを受賞しました。
本賞は、上記の学会で行われた発表70件の中から、学生による最も優秀な発表4件に対して授与されました。なお、受賞された発表1件のうち、当該学生の発表は第1位で表彰されました。
Siti Asah Md Ali(連合農学研究科地域環境創生学専攻地域環境工学連合講座2年)
Impacts of treated wastewater irrigation on fecal contamination and antibiotic resistance in paddy field
本発表の研究は、下水処理水を灌漑利用する水田(試験田)における大腸菌と耐性遺伝子の分布を、通常の灌漑用水を用いた水田(対照田)と比較したものです。その結果、両水田ともに培養可能な(生存している)大腸菌は検出されず、衛生学的な安全性が示されました。一方、試験田の土壌ではIntegron 1遺伝子の存在量が対照田よりも有意に多く、(下水処理水とともに持ち込まれる)耐性遺伝子の水平伝播が発生するポテンシャルも示されました。
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